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内視鏡を挿入せずにできる内視鏡検査
仮想内視鏡とは?
![大腸ポリープの仮想内視鏡画像](/wp-content/uploads/11_img_1.jpg)
小さな大腸ポリープ(径5mm)
仮想内視鏡検査とは、80列CTを用いて、内視鏡を挿入することなく、胃・大腸の内視鏡像と同等の画像を得る方法です。
胃CTは、内視鏡やバリウムを飲むことなく、発泡剤を服用してCTを撮影します。大腸CTでは、内視鏡と同様の前処置を行い、空気の注入だけでCTを撮影します。
大腸内視鏡検査と同等の成績を示しています。
胃も大腸も内視鏡検査に比べて検査時間が短く、内視鏡を挿入する必要がありません。
病変が見つかれば内視鏡での精密検査が必要となります。ご希望の医療機関をご紹介します。
仮想内視鏡検査の特徴
- 苦痛が無い
- 内視鏡を挿入する必要がありません。
- 検査時間が短い
- 検査時間は10分と短時間です。
- より多くの情報を得られる
- 病変の大きさが分かり、腸管壁外の情報も得られます。
検査のご案内
- 検査日
- 胃仮想内視鏡は随時可能です。
大腸仮想内視鏡は診療日の11:00~12:30に行っています。
※完全予約制です。 - 予約方法
- お電話(083-223-5050)または受付にお申し出ください。
- 撮影時間
- およそ10分。撮影後、医師より結果をご説明します。
- 自己負担金
- 保険診療(保険外診療の場合は22,000円(税込み))
胃がん・大腸がんについて
胃がん
胃がんは日本人が罹りやすいがんだと言われています。
胃がんは、早期がんとそれ以外の進行がんに分類されます。
早期がんとは、病変が広がっていないがんや、浸潤している深さが浅いがんを言います。早期がんの場合、ほとんど転移を起こすことは無く、治療が可能です。切らずに治療する内視鏡的治療も可能となります。
一方、胃壁の筋層を越えて広がった進行がんの場合、転移が問題となり、それぞれの進行度に応じた治療法の選択が必要となってきます。
大腸がん
大腸がんとは、約2mある大腸にできるがんで、大きく分けると結腸がんと直腸がんの2つがあります。
増加傾向が著しく、胃がんの次にかかりやすく、胃がんを抜くと予測されています。
大腸がんは、早期がんとそれ以外の進行がんに分類されます。
早期がんは治療ができます。切らずに治療する内視鏡的治療も可能となります。
一方、進行がんの場合、転移が問題となり、それぞれの進行度に応じた治療法の選択が必要となってきます。
症例紹介
大腸仮想内視鏡
![大腸ポリープの仮想内視鏡画像](/wp-content/uploads/11_img_2.jpg)
大腸ポリープ
![大腸がんの仮想内視鏡画像](/wp-content/uploads/11_img_3.jpg)
進行大腸がん
胃仮想内視鏡
![胃がんの仮想内視鏡画像](/wp-content/uploads/11_img_4.jpg)
早期胃がん
![胃潰瘍の仮想内視鏡画像](/wp-content/uploads/11_img_5.jpg)
胃潰瘍
検査の流れ
胃仮想内視鏡
![CTイラスト](/wp-content/uploads/8_img_02.gif)
1.検査の前に
検査当日の朝食は絶食としてください。
胃の蠕動(食べ物を送り出す運動)を抑える筋肉注射を行います。
2.検査
「発泡剤」を飲みます。仰向けとうつ伏せのCTを撮影します(約5分)。
3.結果の説明
検査後、ワークステーションにて仮想内視鏡を観察します。
翌日以降、結果を説明します。万が一異常が見つかれば、内視鏡などの精密検査が必要となります。
大腸仮想内視鏡
![CTイラスト](/wp-content/uploads/8_img_02.gif)
1.検査の前に
大腸の中を空にする必要があります。
検査前日は注腸食を食べていただきます。
検査当日、十分な排便があった後に来院してください。
2.検査
検査直前に大腸の蠕動(食べ物を送り出す運動)を抑える筋肉注射を行います。
専用の機械で肛門より大腸内に炭酸ガスを注入します。
仰向けとうつ伏せのCTを撮影します(約5分)。
検査終了後大腸内のガスを抜きます。
3.結果の説明
検査後、ワークステーションにて仮想内視鏡を観察します。
翌日以降、結果を説明します。
万が一異常が見つかれば、内視鏡などの精密検査が必要となります。